OneNoteからNotionへの移行で失われるもの、そして対処法
文字はきちんと移ります。見出し、リスト、表、画像、ToDo、Webリンク、5 MB未満の添付ファイルは、Notionで普通に編集できるブロックとして届きます。失われるのは、OneNoteのページ上の位置に依存するものすべてです。自由配置のレイアウト、手書きが注釈している文章の隣にある位置、そしてあるOneNoteページから別のOneNoteページへのリンクがこれに当たります。結合されたセルの表、上付き文字、パスワードで保護されたセクションなど、小さな欠落もあります。このリストを全部覚える必要はありません。大事なのは、自分のノートブックが頼っている2、3項目を見つけて、始める前に対処しておくことです。
ここに書いてあるのは、Note Bridgeでページを変換した結果を確認した内容です。移行ツールと書き出しのどちらにするか迷っているなら、まずNotionはOneNoteをインポートできる?を読んでください。
早見表
| OneNote | Notion | 対処 |
|---|---|---|
| テキスト、見出し、箇条書きと番号付きリスト | 同じ。深くネストしたリストも再現される | 何もしない |
| 表 | Notionの表 | 結合されたセルがある表は確認する |
| 結合されたセル | 分割される。テキストは最初のセルに残り、残りは空になる | レイアウトが大事なら、Notionで組み直す |
| ToDoタグ | Notionのチェックボックス。チェック済みかどうかはそのまま | 何もしない |
| その他のタグ | 行頭に小さな絵文字が付く。重要 ⭐、質問 ❓、後で覚える 💡、定義 📖、それ以外は 🏷️ | 今タグで絞り込んでいるのでなければ何もしない |
| 文字色とハイライト | Notionで最も近い色 | 何もしない |
| 数式 | Notionの数式。変換できない場合は、テキストとしてそのまま残る | 大事な数式は目を通す |
| 上付き文字と下付き文字 | プレーンテキストになるため、x² は x2 と読める | 意味が変わる数少ない箇所を直す |
| 画像、PDF、その他の添付ファイル | Notionにアップロードされる | 5 MBを超えるものは再度追加する |
| 音声と動画 | Notionで再生できるブロック | 5 MBを超えるものは再度追加する |
| 手書きと描画 | ページの最後に1枚の画像として配置。色は残る | 下記を参照 |
| 自由配置のページレイアウト | 内容は上から下へ流れる | 下記を参照 |
| Webサイトへのリンク | リンクのまま | 何もしない |
| 他のOneNoteページへのリンク | 新しいNotionのページを指すようにはならない | 下記を参照 |
| パスワードで保護されたセクション | 移行されない | 先にロックを解除する |
特に注意したいケース
手書きと描画
ページ上のインクはすべて1枚の画像にまとめられ、そのページの末尾に配置されます。ストロークと色は残りますが、元の位置は残りません。タイプした段落の余白に書いた注釈や、単語を丸で囲んだ印は、ほかの内容の下に移動し、説明している文章から離れてしまいます。
講義中にペンで書き取ったノートのように、ほとんどが手書きのページなら、この画像がそのページそのものなので問題ありません。タイプしたページに注釈を少し書いただけの場合は、注釈が単独でも意味があるかを判断してください。意味がないなら、そのページをOneNoteからPDFとして保存し、移行したコピーの横にNotionで残しておきましょう。
自由配置のページ
OneNoteでは、開いたキャンバスのどこにでもテキストボックスを置けます。一方、Notionのページは上から下へ続く1列です。そのため、どのルートでもボックスの順番を決めなければなりません。Note Bridgeは上から下の順に読み取ります。ほとんどの人はその順に書くので、多くのページではこれで足ります。
崩れるのは、配置そのものが内容であるページです。マインドマップ、テキストボックスで作ったフローチャート、手で並べた2列の比較表などがこれに当たります。文字はすべて残りますが、リストとして読むことになります。こうしたページで絵を保つ形式はPDFだけです。PDFを残すか、今も使っている図ならNotionで描き直してください。
OneNoteページ同士のリンク
Webサイトへのリンクは、動くリンクのまま残ります。一方、あるOneNoteページから別のOneNoteページへのリンクは、対応するNotionのページに張り替えられません。Notionのページはリンクを書いた時点ではまだ存在しなかったからです。リンクの保存のされ方によって、プレーンテキストになるか、OneNoteを指したままになります。
ほかのすべてのページへリンクしている索引ページが数枚あるなら、移行後に手作業で直してください。Notionでは @ と入力してページ名を選べばリンクできます。ノートブック全体がリンクでつながっている場合は、半日ほど見込んでおくとよいでしょう。
5 MBを超えるファイル
5 MBを超える画像、添付ファイル、音声、動画はスキップされます。スキップされたファイルは、名前とサイズとともに移行レポートに一覧で載るので、どれを手動で戻せばよいかが分かります。よくある原因は録音データとスキャンしたPDFです。長い録音は、Notionにアップロードするより、OneDriveのファイルへのリンクを置くほうが使いやすいことも多いです。
パスワードで保護されたセクション
Note Bridgeはパスワードでロックされたセクションを読めません。分析では、読めなかったセクションをすべて一覧にして、それらは移行から外れます。何かが黙って消えることはありません。ロックされたセクションもNotionに入れたい場合は、先にOneNoteでパスワードを解除してから、もう一度分析してください。
結果の確認
移行が終わったら、Notionを見る前に移行レポートを開きましょう。移行レポートには、スキップされたファイルが理由ごとにまとめて載っています(サイズ超過、見つからない、アップロード失敗、Notionが受け付けないファイル形式)。また、プレーンテキストになった数式や、分割された結合セルも記載されます。チェックリストとして使ってください。
失敗したページは自動で再試行されます。それでも失敗したページは、そのページ分のページクレジットがアカウントに戻り、移行ページから再試行できます。そのあと、OneNoteとNotionを並べて何ページか開いて比べてください。レイアウトや手書きが大事なページから始めると効率的です。
数千ページを移す場合は、大規模なOneNoteノートブックをNotionに移行するで、所要時間と開始前に確認すべき点を解説しています。
FAQ
手書きは移行されますか?
はい。ページ上のインクはすべて、そのページの末尾に1枚の画像として、ストロークと色を保ったまま配置されます。タイプした文字に対する位置は失われます。
OneNoteのタグは引き継がれますか?
ToDoタグはNotionのチェックボックスになります。重要、質問、後で覚える、定義のタグは、行頭の ⭐、❓、💡、📖 になります。それ以外のタグには 🏷️ が付きます。これらはテキストの一部であり、フィルターで絞り込める属性ではありません。
ネストしたリストはネストされたままですか?
はい。どの深さでもそのまま残ります。
画像が一部見当たらないのはなぜですか?
ほとんどの場合、5 MBを超えていたためです。移行レポートにはスキップされたファイルがサイズと理由とともにすべて載っているので、手作業でNotionに追加できます。
PDFやWordに書き出せば、失われるものは少ないですか?
全体としては少なくなりません。PDFはレイアウトやインクの位置を含め、ページの見た目を保ちます。しかし、NotionがPDFをインポートすると、見出しや数式がプレーンテキストになることがあり、色は失われます(Notionヘルプ:Notionにデータをインポートする)。Wordは文字を編集可能なまま残しますが、ノートブックの構造は残らず、インクや添付ファイルは通常、手直しが必要になります(2026年にOneNoteを書き出す方法)。レイアウトが重要な数ページだけなら、移行したコピーの横にPDFを残しておくと、両方の利点を得られます。